★立命館大が第25回全日本大学女子駅伝で2連覇


立命館大の松永


立命館大が第25回全日本大学女子駅伝で2連覇

第25回全日本大学女子駅伝対校選手権大会杜の都駅伝読売新聞社など主催、特別協賛・スターツグループ)が28日、仙台市の宮城陸上競技場―市役所前市民広場の6区間38・6キロで行われ、立命館大が2時間6分19秒で2年連続4回目の優勝を飾った。
 大会は舞台を仙台に移して3回目で、25大学と東北学連選抜が出場した。
 昨年優勝の立命館大は、5人が区間賞となる安定した走りで1区の大沼香織選手から終始トップを守った。
 佛教大は最終6区で昨年準優勝の名城大を逆転し、2位となった。

◆試合経過
【1区前半】正午現在、20度と絶好の駅伝日和。比較的平坦なコースになっている1区(6キロ)は、連覇がかかる立命大の1年生・大沼、2年ぶりの優勝を狙う名城大の西川が先頭でリード、速いペースでレースが始まった。

 【1区後半】4キロ過ぎで立命大の大沼が抜け出して先頭に立ち、トップで第2走者の樋口にたすきをつないだ。名城大の西川は18秒差の2位、さらに11秒差で大体大の山下が3位で続いた。以下、日大、佛教大、城西大の順でたすきリレーした。

 【2区前半】2区(6・6キロ)は広瀬川を渡り仙台市内を南下するコース。立命大は昨年優勝のアンカー、4年の樋口が安定した走りで先頭を維持し、2位の名城大・川井との差を広げた。3番手は初優勝を狙う佛教大、日大、城西大の争いとなっている。

 【2区後半】立命大の樋口は、今年の関西インカレ1万メートル優勝の実力を発揮し、名城大との差を1分2秒に広げた。城西大は1分26秒差で3位、1分40秒差で大体大が続いた。立命大は1、2区とも区間新の快走で、レースの主導権を握った。

 【3区前半】最長の3区(9・1キロ)は各チームともエース級が顔をそろえた。立命大のエース小島は快調なペースでトップをキープ、名城大との差を広げた。今年のユニバーシアードで1万メートル銀メダルの佛教大4年の木崎も、追い上げている。

 【3区後半】独走状態に入った立命大は小島も快走し、3区間連続で区間新。2位の名城大に1分43秒差をつけた。3位は城西大、佛教大は、エース木崎の追い上げで4位に上がった。トップの立命大から10分遅れた北海道教育大、美作大、名古屋大の3チームが繰り上げスタートとなった。

 【4区前半】4区(4・9キロ)は仙台市内の中心街を通り、北上するコース。立命大の1年生、山本は大きなフォームでトップを堅持している。

 【4区後半】先頭の立命大を追う2位の名城大・足立は、1分45秒差で第5走者にリレー。3位は城西大、4位は佛教大、5位は京産大と続いている。

 【5区前半】5区(4キロ)は最短ながら起伏があるコース。シード権がかかる6位争いは、京産大、玉川大、日大などが激しく競り合っている。

 【5区後半】連覇を狙う立命大は増田が先頭をキープして独走、アンカーの松永にたすきをつないだ。さらに引き離された名城大は、2分4秒差で2位。城西大をかわした佛教大が、トップと2分56秒差の3位につけている。その後は5位に京産大、6位に玉川大、7位に日大と続いた。

 【6区前半】最終6区(8キロ)は、距離も長く、起伏も激しい難コース。立命大の主将・松永が、快調なペースでゴールを目指した。3位の佛教大は1年生、西原が力走している。

 【6区後半】立命大は主将の松永も快走し、2時間6分19秒のタイム(非公式)で2年連続4度目の優勝を決めた。佛教大は1年生ながらアンカーに抜てきされた西原がゴール500メートル手前で名城大をかわし、トップと2分27秒差の2位。名城大は、佛教大と12秒差の3位だった。以下、4位に京産大、5位に城西大、6位に玉川大と続き、シード権を獲得した。

 日大は7位でシード権を逃した。

●歴代ベスト3
大会(開催年) 1位 2位 3位
1回(1983年) サンディエゴ大 大阪体育大 ミラノ大
2回(1984年) 大阪体育大 日本女子体育大 中京大
3回(1985年) 大阪体育大 レスガフト体育大 日本女子体育大
4回(1986年) ミラノ大 東京女子体育大 レスガフト体育大
5回(1987年) レスガフト体育大 ミラノ大 中央大
6回(1988年) ミラノ大 東京女子体育大 日本体育大
7回(1989年) 中央大 東京農業大短大 東京女子体育大
8回(1990年) サンパウロ大 上海体育運動技術学院 東京女子体育大
9回(1991年) 東京女子体育大 レスガフト体育大 日本体育大
10回(1992年) 東京農業大 レスガフト体育大 筑波大
11回(1993年) 中央大 福岡大 東京女子体育大
12回(1994年) 京都産業大 筑波大 中央大
13回(1995年) 京都産業大 名古屋商科大 中央大
14回(1996年) 京都産業大 城西大 中央大
15回(1997年) 京都産業大 筑波大 城西大
16回(1998年) 城西大 京都産業大 名古屋商科大
17回(1999年) 筑波大 城西大 立命館大
18回(2000年) 城西大 立命館大 筑波大
19回(2001年) 筑波大 城西大 玉川大
20回(2002年) 筑波大 名城大 佛教大
21回(2003年) 立命館大 京都産業大 名城大
22回(2004年) 立命館大 名城大 城西大
23回(2005年) 名城大 立命館大 城西国際大
24回(2006年) 立命館大 名城大 佛教大
読売新聞より
★一言 名城大を応援していたのに3位で残念でした。というのは会社の近くでトレーニング中の名城大の選手と逢い「頑張ってください。」と言って、握手までしたのに~~~~~~~~。
とほほほほ~~~~~~~
立命大の独走が目立った大会でしたが、感動したのはトップから10分経過したチームは繰り上げ出発となり、あと5,6歩で自校のタスキを渡せるというのに無情にも渡せなくて泣き崩れている女子大生の姿でした。芝生の上でなみだなみだの物語でした。最近「年のせい」か、もらい泣きまではいきませんが目頭が熱くなります。
美しきかな乙女の涙!