★浅田真央(愛知・中京大中京高)がフィギュアスケート・全日本選手

浅田真央(愛知・中京大中京高)がフィギュアスケート全日本選手権2連覇

フィギュアスケート全日本選手権最終日(28日・大阪なみはやドーム)――女子フリーは、ショートプログラム(SP)首位の浅田真央(愛知・中京大中京高)が、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)が1回転半に終わって2位にとどまったが、合計205・33点で逃げ切って連覇を達成した。

 安藤美姫トヨタ自動車)は、今季最高のカルメンを演じてフリー1位。最終成績は浅田に1・15点差の2位だった。不完全ながらトリプルアクセルを降りた中野友加里早大)がSP4位から逆転で3位に入り、SP3位の村主章枝(avex)は4位に終わった。読売新聞より

フィギュアスケートの世界選手権(来年3月・イエーテボリ=スウェーデン)代表選考会を兼ねた全日本選手権最終日は28日、大阪なみはやドームで行われ、注目の女子は浅田真央(愛知・中京大中京高)が合計205.33点で2連覇した。

 フリー1位の安藤美姫トヨタ自動車)が204.18点で2位。ショートプログラム(SP)4位の中野友加里早大)が3位に入り、中野までの上位3人が世界選手権代表に決まった。SP3位の村主章枝(avex)は4位だった。
 浅田真はトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に失敗してフリーは2位だったが、SPからのトップを守った。
 アイスダンス(出場1組)はフリーがあり、キャシー・リードクリス・リード組(川越ク)が合計166.41点で初優勝した。産経より

◆2位にも納得、観客魅了の安藤 浮上へ手がかりつかむ 


 リンクを包む拍手と歓声に、安藤の笑顔がはじけた。浅田真にはわずかに届かず2位に終わったものの、納得のいく演技ができたのだろう。「百パーセントに近い力で演技ができた。うれしい気持ちでいっぱい」。言葉に自信があふれた。
 黒地に赤の大人びたコスチュームでオペラ「カルメン」を情熱的に演じきった。「楽しくて精神的にいい状態だった」。冒頭の3回転−3回転のコンビネーションジャンプをきれいに決めると、後半のスパイラルでは指先までをしなやかに踊らせ、観客を魅了した。

 浮き沈みの激しいスケート人生を象徴するかのような1年だった。世界選手権で優勝した後、練習に集中しきれない“燃え尽き症候群”に陥った。けがも重なり、「試合に出たいという気持ちがなかった」というNHK杯では4位と惨敗。GPファイナルの切符を逃した。練習が嫌でトイレに閉じこもり、モロゾフコーチに「お前なんか見たくない」ときつくしかられたこともある。競技を楽しいと思えるまでには時間がかかった。

 だが、1年の締めくくりで浮上の手がかりをつかんだ。「最後の最後で自分らしく演技できた。世界選手権では4回転を飛びたい」。悩める自分は2007年に置き去り、新たな気持ちで世界選手権連覇に挑む。産経より

日本スケート連盟は28日、来年3月のフィギュアスケート世界選手権(スウェーデン・イエーテボリ)の代表を発表した。女子は浅田真央安藤美姫中野友加里で昨季と同じ顔ぶれ。男子は2年連続の高橋大輔(関大)、ともに初出場の小塚崇彦トヨタ自動車)と南里康晴中村学園大)。アイスダンスキャシー・リードクリス・リード組。28日終了の全日本選手権の上位選手が順当に選ばれた。

 2月の四大陸選手権(韓国)は女子が浅田真、安藤、村主章枝(avex)。男子が高橋、小塚、中庭健介(パピオク)。アイスダンスキャシー・リードクリス・リード組。Asahi.comより


★一言 中野友加里の全力を出し切った姿は感動的でした。浅田真央はバランスよく、もう少し安定したパーフェクトを目指して欲しい。村主章枝も頑張ったのですが世代交代でしょうか、残念でした。