伊達が復帰戦をダブルス優勝で飾る。


テニスのカンガルーカップ国際女子オープン最終日は4日、岐阜市長良川テニスプラザで行われ、現役復帰したクルム伊達公子(37)=フリー=は奈良くるみ(16)=大阪・大産大付高=と組んだダブルス決勝でメラニー・サウス(英国)ニコル・タイセン(オランダ)組を6−1、6−7、10−7(最終セットは10ポイントのスーパータイブレーク制)で破り、復帰戦を優勝で飾った。

 伊達はシングルス決勝では世界ランク86位で第2シードのタマリネ・タナスガン(タイ)に6−4、5−7、2−6で逆転負けし、シングルスでの復帰後初優勝は逃した。  

 ▽伊達 (4月27日の)予選1回戦の時には、最終日まで残れるなんて思っていなかった。出来すぎです。

 ◇37歳の復帰、女子テニス界に大きなインパクト…伊達
 11年半ぶりに復帰した37歳の伊達の活躍は、女子テニス界に大きなインパクトをもたらした。伊達を15歳の時から見ている日本テニス協会の小浦武志強化本部長は「テニス界は(一度引退した選手が活躍した)この現実を受け止めなければ。日本のテニス選手はだらしないと言われてもしようがない」と苦言を呈する。

 伊達が復帰した理由の一つが、若手選手への刺激。応援に来た元選手の浅越しのぶさんは「コース、タイミング、読み、それに勘が若い人以上に良い」と絶賛した上で、「若手は勝負どころが分かっていない。伊達さんは、その現状にじっとしていられなかった」と解説する。

 小浦本部長は伊達が活躍した要因として、ショットの際に体がぶれないバランスの良さとテクニック、スピードを挙げる。「今、世界の主流はパワーテニスだが、伊達は、パワーではなくスピードで十分やっていけることを示してくれた」

 伊達と若手選手は今後、福岡市などで開かれる大会でぶつかる。小浦本部長は「ただ、伊達を見ているだけではだめ」と若手に奮起を求めた。


一言 もっと早く復帰すればよかったのに~~~~~~~~

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パートナーピラティス (MouRa)

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