仙台市のバーテンダー佐藤亮さん（２６）が若手バーテンダーの全国コンテスト「第１３回全国ジュニアバーテンダー・カクテル・コンペティション」で銀賞

　仙台市のバーテンダー佐藤亮さん（２６）が若手バーテンダーの全国コンテスト「第１３回全国ジュニアバーテンダー・カクテル・コンペティション」で銀賞に輝いた。「受賞を励みに、おいしいカクテルをお客さんに提供したい」と話している。

　コンテストは日本バーテンダー協会などの主催で、２００８年１１月に東京で行われた。２８歳以下のバーテンダーが対象で、地区予選を通った１１４人が出場。オリジナルカクテルを作って味や見た目、シェイクの技術を競った。

　佐藤さんの作品の名は「モデストリー」でつつましさを意味する。クランベリーリキュールに薬草のリキュールやバラのシロップを混ぜた。半透明のピンク色で、グラスにグレープフルーツの皮などで作ったバラの花を添え、華やかさを出した。

　銀賞はグランプリ、金賞に次ぐ。味覚と技術で高評価を受けて賞を射止めた。佐藤さんは「飲みやすくてインパクトがあるところが評価されたのだろう」と振り返る。

　佐藤さんは郡山市生まれ。０５年から仙台市青葉区国分町２丁目のショットバー「バディーズ　バー」でバーテンダーとして勤めている。
　コンテストの出場は初めて。店が終わった後、オーナーと研究を重ねた。試作品は数百に上る。７月の仙台地区予選を勝ち抜き、全国大会にこまを進めた。

　佐藤さんは「受賞は無理だろうと思っていたのでうれしい。店でも自信を持ってお客さんにカクテルを提供できるようになった」と話している。河北より