「ミス・スペイン(Miss Spain)」はコンテストの規則が変更され、「性転換者」や「子どもがいる女性」も出場が可能になった

「ミス・スペイン(Miss Spain)」コンテストの規則が変更され、「性転換者」や「子どもがいる女性」も出場が可能になったと、コンテストの主催者が15日発表した。応募者が不当に差別されることを防ぐための規則改正だという。
Miss international 2008 Miss Spain youtube

 今年1月に、スペイン北部のカンタブリア(Cantabria)州で開かれた「ミス・スペイン」の地方予選で優勝し、全国大会への出場権を手にしたアンナ・ブスティージョ(Anna Bustillo、22)さんに幼い息子がいることが発覚。主催者側はブスティージョさんのタイトルを剥奪する決定を下した。これに対し、マスコミだけでなく政府組織からも「差別である」との批判が殺到し、今回の規則変更につながった。

 ブスティージョさんは、「男性は子どもがいても『ミスター・スペイン(Mr. Spain)』コンテストに出場できるのに、子どもがいる女性が出場できないのは差別だ」と主張。一方の主催者側は、「男性は女性と異なり、子どもが原因で優勝者の義務であるパレードへの参加や移動を妨げられることはない」として、当時の規則を正当化していた。

 またスペインでは3月に、性転換手術を受けなくても氏名と法律上の性別を変更することを認める法律が発効したことを受け、「ミス・スペイン」、「ミスター・スペイン」のいずれのコンテストへも、性転換者の出場が可能となった。(c)AFP


メキシコのカリブ海の島、イスラ・ムヘーレス(Isla Mujeres、「女性たちの島」という意味)で15日、「2009年ミス・スペイン選考会」出場者の写真撮影会が行われた。決勝はメキシコのカンクン(Cancun)で19日に行われる。ミス・スペインは新型インフルエンザ「インフルエンザA(H1N1)」の流行で大打撃を受けたメキシコの観光の振興を目的にしている。写真はスペイン北西部サモラ(Zamora)州代表のPatricia Nunezさん



一言 国内大会は何でもありでもいいが世界大会はいかがなものでしょうかね。
ミスコンテストではなく単なる「美人コンテストBeaty Contest」にしてはいかがでしょうか?