X JAPANのTOSHIが18日、都内で緊急会見香夫人(40)との離婚調停を申し立て、破産宣告を受けたことを報告

◆17日付「mixi」の日記で香夫人(40)との離婚調停を申し立て、破産宣告を受けたことを明かしたロックバンド、X JAPANのボーカル、TOSHIが18日、都内で緊急会見。負債額が億単位に及び、夫婦で参加していた自己啓発セミナー団体ホームオブハート」との決別を改めて宣言した。決断の背景にはリーダー、YOSHIKIの支えがあったことを涙ながらに明かし、YOSHIKIがプロデュースする“決別”ソロコンサートも発表した。




 香夫人との決別も会見で宣言。「(妻と)やり直そうとは思わない」と言い切った。アイドルだった夫人とは97年に結婚し、一緒に暮らしていたが、10年前から別居。夫人はMASAYA氏と栃木那須町で同居しているとしたが、2人の不倫関係については「僕の口からは言えません」と明言を避けた。



 また、自己啓発セミナーで参加者の不安をあおり、多額の現金を支払わせたとして7件の民事訴訟を抱える「ホーム−」について、10月下旬にMASAYA氏に脱退を伝えたことを告白。「今後も関係を持つつもりはない。僕の影響で被害を受けた人がいるなら、本当に申し訳ないです」と謝罪した。


18日に会見を開き、心酔してきた自己啓発セミナー団体「ホームオブハート」との決別を宣言したX JAPANのボーカル、TOSHIが21日、都内でサンスポの独占インタビューに応じた。一時ストレスで声を失い、「歌手を辞めるつもりで就職活動していた」という衝撃の事実を告白。団体の広告塔にされ、被害者を生んだことに対し初めて謝罪し、2月24日の決別コンサートテーマが「サムライ」であることも明かした



取材は担当弁護士を同席し、リラックスした雰囲気で始まった。



 口をついて出たのは、「ホームオブハート」の広告塔的な役割を担った結果生じた被害者への謝罪だった。



 「ファンや関係者におわびしたい。迷惑や心配をかけた方、実際に被害に遭われた方に関しても本当におわび申し上げたい」。サングラスの奥で真剣な眼差しが光り、神妙な表情で頭を下げた。



 「ホーム−」と関わっていた間、収入はすべて団体に流れ今月6日には破産宣告を受けたが、「内情は思ってた以上に悲惨な状態でした。(夫人の)守谷香氏や(団体主宰者の)MASAYA氏はぜいたくな生活をしていた」と厳しく指摘。「困っている人にお金を返してほしい。まずはそれがスムーズに運ぶように、僕自身が行動したい」と決意をにじませた。



 その思いは今月6日からロサンゼルスで行ったX JAPANのPV撮影で強固なものになったという。昨年10月から声が出ない状態だったが、参加したのには理由があった。



 「僕の中に問題へ対して区切りができたので、これが最後の音楽活動だとの思いでした。X JAPANも音楽自体もやめる覚悟でいたんです。声が出ず、弱気になっていて、普通の会社への就職も考えました」



 実際、友人に連絡を取り、「お前の会社に就職させてほしい」と頼んで面接を受けた。職種を特定せずに、興味のある仕事をパソコンでどんどん調べたという。



 「これを最後に」との決意でPV撮影に挑んだが、リーダーのYOSHIKIと話し合ううち、心境に変化が芽生えた。 「色んな問題があったけど、初心に戻ろう、2人を中心にメンバーでやっていこうと深い話ができた。やっぱり音楽を続けたいと思いました」



 TOSHIを“引退”の危機から救った盟友、YOSHIKIのプロデュースで2月24日にコンサートを開く。「テーマは『サムライ』。僕が危ない目に遭っている所にメンバーがギターピアノを担いで駆けつけるイメージ。本当のスタートとして仲間と世界に切り込んでいくぞという思いを込めたい」。心を惑わせてきたもの全てに別れを告げ、新生TOSHIの活動が始まる。