仙台市の梅原克彦市長昨年10月下旬の転居に伴い、公用車や市長名のタクシーチケットを使用し、1部荷物を搬送した経緯などを説明
仙台市の梅原克彦市長は16日、河北新報社の取材に対し、昨年10月下旬の転居に伴い、公用車や市長名のタクシーチケットを使用し、1部荷物を搬送した経緯などを説明した。一問一答は次の通り。
―市長が転居した時期に、旧宅と新居の間で公用車とタクシーチケットの使用が確認された。
「執務用の書籍や資料を、実家の書庫や新居に再分配した。家財道具などの引っ越しは業者に頼んでいる。公用車の使用はすべて公務にかかわるもので、仕事の一環だ」
―公用車の使用は長時間に及び、秘書課職員にも手伝わせている。
「書籍などは数十袋に上る。1回の往復では済まない。搬送だけでなく、資料の整理なども含んでいる」
―転居は、プライベートな事情ではないのか。
「個人的な引っ越しの理由を述べるつもりはない。ただ公用車の駐車スペースなど問題点があり改善する必要があった」
「私はスピーチを1つするにしても、多数の基礎文献に当たる。莫大(ばくだい)な資料や書物を身近に置いており、半端な量ではない。自宅も執務室の一つだ。市長の仕事はそういうものだ」
―「公務」「政務」「私用」の線引きがあいまいに思える。
「それぞれの明確な定義はない。市長の仕事は幅広い」
―公私混同との疑念が消えない。
「公用車やタクシーの使用はすべて公務で、公私混同は全くない。(疑念については)証明するしないの問題でなく、説明の問題だ。多くの市民は理解してくれると思う」 河北より
一言 「多くの市民は理解してくれると思う」と言っているが理解しないし、納得いかない。