のみそ販売の老舗「佐々重」は青葉区一番町の店を1月末で閉鎖、同区本町の「家具の街」に移転する。

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仙台市のみそ販売の老舗「佐々重」は青葉区一番町の店を1月末で閉鎖、同区本町の「家具の街」に移転する。新店舗は2月20日、営業を始める。

 新店舗はビル1階を賃借し、面積は140平方メートル。現在は12種類のみそなど自社製品と全国の銘品を計1000種類販売しており、新店では品ぞろえの充実を図る。軽食喫茶コーナーを設け、みそ汁を提供するほか、みそを使った新メニューも考案している。

 佐々重は1854年創業。同社は「仙台の老舗として、歴史のある地区を移転先に選んだ。くつろげる隠れ家のような買い物空間を目指し、街を一緒に盛り上げていきたい」と話す。

 佐々重は2007年秋、店が入っていた佐々重ビルの土地と建物を平和不動産(東京)に売却し、賃借で営業を続けながら移転準備を進めてきた。ビルは複合ビルに建て替えられる予定。 河北より