ことし5月までのスギとヒノキの花粉について「昨年に比べ、東北や関東では同じかやや少なく、東海および北陸から九州は、一部を除いて多くなる
環境省は30日、ことし5月までのスギとヒノキの花粉について「昨年に比べ、東北や関東では同じかやや少なく、東海および北陸から九州は、一部を除いて多くなる」とする飛散量予測の確定版を発表した。
ただし、例年との比較では全国的に例年並みか、やや多くなる傾向で、環境省は注意を呼びかけている。花粉が飛び始める時期は、昨年より1週間程度早まる見込み。
昨年と比べた地域別の飛散量は、東北と関東東部で半分から同程度に、関東西部では1.5倍程度になる。甲信、北陸、東海は昨年並みか、1部地域で2倍程度になるという。
近畿では2―3倍に増える見通しで、中国と四国でも多くの地域で2―3倍に。九州は昨年並みの地域が多いが、一部で3倍を超える。
環境省の定点観測地点のうち、飛散量が昨年の3倍以上と予測されるのは大阪府東大阪市、奈良県橿原市、鳥取県倉吉市、徳島市、高知市、宮崎市。
環境省は2月2日から、全国の花粉飛散状況をウェブサイト(http://kafun.taiki.go.jp/)で公開する。携帯電話でも閲覧可能で、1時間ごとにデータを更新する。 河北より