仙台市の朗読サークル「ひまわりの会」が10日、お茶を飲みながら物語や詩の朗読を聞く「朗読カフェ」を青葉区のせんだいメディアテークで開く。

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仙台市の朗読サークル「ひまわりの会」が10日、お茶を飲みながら物語や詩の朗読を聞く「朗読カフェ」を青葉区せんだいメディアテークで開く。メンバーは「喫茶店にいるようなリラックスした気分で聞いてほしい」と参加を呼び掛けている。

 館内7階のフリースペースにテーブルといすを並べ、喫茶店のような空間をつくる。参加者は席に着いてコーヒーか紅茶を飲みながら、朗読に耳を傾ける。

 紫式部の「源氏物語」や高村光太郎の「智恵子抄」、向田邦子の「父の詫(わ)び状」など8作をメンバーらが読み上げる。落語の「寿限無(じゅげむ)」と宮沢賢治の「雨ニモマケズ」を参加者全員で朗読するコーナーも設ける。

 ひまわりの会は2002年、仙台市の読書好きの主婦らがつくった。朗読の技術を高める勉強会を月2回開いている。勉強会の成果を発表したいと、朗読会を企画。気楽に楽しんでもらえるようカフェ形式にした。

 千田章子代表(55)は「物語は文字で読むのと耳で聞くのとでは感じ方が違う。親しめる作品を選んだので、気軽に来てゆったりと時間を過ごし、朗読の魅力を知ってほしい」と話す。

 午前10時―11時半で、参加費200円。連絡先は会の千葉裕子さん090(3129)4558。
河北より

一言 「喫茶店にいるようなリラックスした気分で聞いて」というのがいいと思う。目の不自由な人には
最高の贈り物となろう。

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(1984/01)
田辺 聖子

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