宮城三女高(仙台市太白区)の新校名案を「仙台三桜(さんおう)高」とする

宮城県教委は12日、2010年度に男女共学化する宮城三女高(仙台市太白区)の新校名案を「仙台三桜(さんおう)高」とする方針を固めた。13日の教育委員会定例会で10年度の県立高校再編に関連する新校名案を一括で検討し、公表する。

 10年度はこのほか、学科改編する河南(石巻市)は「石巻北」、塩釜と塩釜女子の統合校は「塩釜」を、それぞれ新校名案とする。
 共学化する仙台一(若林区)と、学科改編する黒川(大和町)は現在の校名を引き継ぐ。

 「仙台三桜」とした理由を県教委は「『三』は自律、聡明(そうめい)、敬愛という校訓の3本柱。『桜』は地域の春の風物詩として定着している校地の桜を指す」と説明。石巻北と塩釜はともに「端的で分かりやすい」としている。

 県教委は、校名を変更する県立学校条例改正案を9月の県議会定例会に提出する予定。改正案の対象となるのは、仙台三桜、石巻北、塩釜のほか、宮城二女(太白区)の共学化で中高一貫校になる「仙台二華」、白石と白石女子を統合する「白石」の計5校。

 各校は、生徒会や同窓会、PTAで校名選定委員会を組織して新校名案を検討し、県教委に提出していた。