三陸自動車道の桃生津山―登米(とめ)インターチェンジ(IC)間9.6キロが、3月22日に開通する。

三陸自動車道の桃生津山―登米(とめ)インターチェンジ(IC)間9.6キロが、3月22日に開通する。これにより県内の三陸道約120キロの整備率は55%に達する。

 新たに開通するのは、石巻市の桃生津山ICから旧北上川の日高見大橋(825メートル)や鴇波トンネル(990メートル)を通って登米市登米ICに至るルート。鳴瀬奥松島―桃生津山IC間と同様に無料供用となる。

 開通により、登米市東部―石巻市間の移動時間も短縮する。登米市登米総合支所(旧登米町役場)から、三陸道に救急車専用口を設けている石巻赤十字病院までの所要時間は、従来の19分から12分になる。

 今回の開通区間を含む桃生豊里―登米IC間は、国が国道45号のバイパス「桃生登米道路」として2002年度に工事着手した。

 三陸道の総延長は、仙台市仙台港北IC)と宮古市を結ぶ約220キロ。県内では仙台港北―登米IC間の約65キロが完成する。

 さらに、新年度は登米IC―登米市東和町米谷間が開通し、国道398号に接続する。登米市東和町米谷―志津川IC間の11キロは新年度、用地買収に着手する。志津川IC―本吉間はルートが決まっていない。