仙台市天文台(青葉区錦ケ丘)にて100円で宇宙が楽しめる

仙台市天文台青葉区錦ケ丘)は、一味違うプラネタリウムの魅力をわずか100円の低料金で楽しんでもらう「ワンコインプラネタリウム」を22日、スタートさせる。月に一度の特別イベントで、満天の星空の下で詩人による詩の朗読を楽しむ趣向。天文台は「宇宙に興味を持つ人が増えてくれればうれしい」と話している。

 初回のテーマは冬の南の空に見える「おうし座」。プラネタリウムによる星座の紹介に続き、輝く星々の下で仙台在住の詩人武田こうじさんが、星座にまつわるオリジナルの詩を朗読する。

 投影時間は20分で、通常プログラムの約半分。毎月1回行う予定で、1年をかけて十二星座を一つずつ紹介する。

 プラネタリウムの通常の観覧料は大人600円、高校生350円、小中学生250円。天文台を訪れたことがない人に来てもらおうと、思い切った料金設定にした。

 加えて、初回はおうし座(4月20日―5月20日)生まれの人を無料にする特典付き。3月以降もテーマの星座ごとに同じサービスを行う。免許証など証明するものを提示すれば無料になる。

 将来は仙台市在住の音楽家や美術家とプラネタリウムのコラボレーションを企画する方針。市天文台は「宇宙とさまざまな文化がつながり、天文学だけでなく文化の拠点の一つになってほしい」と期待を込める。
 22日は午後零時25分から。定員は270人。連絡先は仙台市天文台022(391)1300。
河北より