お茶を飲みながら猫と遊べる「猫カフェ」が仙台市内にオープンし、人気を集めている

お茶を飲みながら猫と遊べる「猫カフェ」が仙台市内にオープンし、人気を集めている。愛らしい姿を眺めながらカップを傾けるひとときは、猫好きにはたまらない至福の時間。飼いたくても飼えない人たちの、癒やしの空間になっている。
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 猫カフェ「ねこ・ねこ・ねこ」は昨年12月、青葉区の晩翠通沿いのビルにオープンした。約50平方メートルの店内は、休日の昼ともなると20〜30人の客でいっぱいになる。

 吹き抜けの開放的な空間には、大きな耳が特徴のメインクーン10匹と雑種4匹が“常勤”。壁際に据えられたタワーを気ままに上り下り、床に置かれた土鍋の中にうずくまってうたた寝と、のびのびと自由に遊んでいる。看板猫の海(かい)くん(生後5か月、オス)は、真っ白な毛並みでしっぽが白黒のしま模様。人なつこくて、誰彼かまわずひざの上によじ上り、すやすやと寝息を立てる。

 「猫好きの人たちに、猫と一緒の居場所を提供したい」と、オーナーの工藤直美さん(52)が東京都内の人気店を研究してオープンした。

 部屋には無料の自動販売機が置かれ、客たちは、猫を抱っこしたり、おもちゃで一緒に遊んだりできる。カメラのフラッシュをたく、ひげを引っ張るなど猫が嫌がる行為はご法度だ。

 マンション住まいで猫を飼えない女性が客の中心だが、癒やしを求める男性客も多いという。午後10時までの営業なので、仕事帰りに立ち寄り、ストレスを解消してから家路につく人もいるのだとか。工藤さんは「気軽に猫に会いに来て、くつろいでほしい」と話している。

 【ねこ・ねこ・ねこ】

仙台市青葉区国分町2―8―15デュプレックス仙台301、(電)022・211・5628。1時間1000円、延長15分ごとに200円。午前10時〜午後10時。

( 読売新聞)