酒井法子被告(38)=覚せい剤取締法違反罪で起訴=の継母(62)が、世田谷区に1億円の別宅を所有

17日に保釈され、薬物治療のため東京・新宿区内の大学病院に入院中の酒井法子被告(38)=覚せい剤取締法違反罪で起訴=の継母(62)が、世田谷区に別宅を所有していることが19日、分かった。購入価格は約1億円とみられる高級マンションで、酒井被告は退院後、この“億ション”で10月26日の初公判を迎えることになりそうだ。
今月中にも退院予定の酒井被告に“隠れ家”があった。東京・世田谷区にある低層3階建ての高級マンションは、閑静な住宅街にある。緑道や公園など緑に囲まれた地域で、駐車場にはドイツ高級車のメルセデス・ベンツなどがズラリと並ぶ。

 この日午後4時半ごろには、継母と40年来の付き合いの東京・中野の建築解体会社「社長」(71)の側近2人が、作業着姿の部下4人を連れてマンションから出てきた。部下はごみのようなものが入った半透明のポリ袋を持ち、足早に立ち去った。

 側近のうちの1人は、酒井被告が17日、謝罪会見から大学病院に向かうときの同行者。入院中の継母に代わって清掃などをし、酒井被告の“受け入れ態勢”を整えにきた可能性もある。

 近隣住民や関係者らの話によると、酒井被告が追起訴された11日ごろ、継母がマンションの窓から顔を出し、室内を清掃する姿が目撃されている。さらに17日の保釈直前には、引っ越し業者が頻繁に出入りしていたという。

 酒井被告は、1998年に夫、高相祐一被告(41)=覚せい剤取締法違反罪で起訴=と結婚するまで、このマンションに継母と同居していたという。継母は酒井被告の結婚後、仕事場も兼ねる杉並区の自宅マンションと往復する生活となり、少なくとも今年3月からは杉並区のマンションに“定住”することになったようだ。

 退院後、酒井被告が身を寄せる場所として、東京・南青山の自宅マンションや、杉並区の継母宅などが噂されたが、両マンションは報道陣らのマークが必至。酒井被告の体調面などを考えると静かな環境のほうが良く、セキュリティー面でも万全な世田谷のマンションを選択する公算が大きい。

 このマンションの販売価格は約1億円。3LDK(専有面積約135平方メートル)で、「心が和む落ち着いた内装」(関係者)がウリという。かつて継母と過ごした高級マンションで、酒井被告は初公判、そして判決の日を待つ。