第52回ブルーリボン賞綾瀬はるかが主演女優賞深田恭子は助演女優賞を主演男優賞笑福亭鶴瓶

27日、第52回ブルーリボン賞東京映画記者会(日刊スポーツなど在京スポーツ7紙の映画担当記者で構成)から発表され、映画『ヤッターマン』でボンデージコスチュームに身を包んでドロンジョ様を熱演した深田恭子助演女優賞を受賞した。





 邦画界の鬼才三池崇史監督が同名人気テレビアニメーション実写化した型破りな娯楽大作『ヤッターマン』。体のラインを強調したセクシーなボンデージファッションに身を包み、ドロンジョ様を演じた深田の姿は公開前から話題となり、映画も見事大ヒット。それまでの深田のイメージを覆した強烈なキャラクターで、見事助演女優賞を勝ち取った。



 作品賞は、映画『居酒屋兆治』『鉄道員(ぽっぽや)』などの名カメラマン木村大作の監督デビュー映画『劔岳 点の記』。同時に木村監督は新人賞にも輝いている。



■受賞結果は以下の通り



作品賞:映画『劔岳 点の記』(木村大作監督)

監督賞:西川美和(映画『ディア・ドクター』)

主演男優賞:笑福亭鶴瓶(『ディア・ドクター』)

主演女優賞:綾瀬はるか( 映画『おっぱいバレー』)

助演男優賞瑛太(映画『ディア・ドクター』『ガマの油』)

助演女優賞深田恭子(『ヤッターマン』)

新人賞:岡田将生(映画『重力ピエロ』『ホノカアボーイ』) 木村大作(『劔岳 点の記』)

外国映画賞:映画『グラン・トリノ』(クリント・イーストウッド監督)

特別賞:映画『釣りバカ日誌』シリーズ

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サンケイスポーツなど在京スポーツ7紙の映画記者が選ぶ「第52回ブルーリボン賞」の授賞式が16日、東京・銀座ブロッサムで行われた。壇上では主演男優賞に輝いた笑福亭鶴瓶(58)に加え、特別賞の三國連太郎(87)と西田敏行(62)、司会の本木雅弘(44)と歴代の主演男優賞受賞者4人が夢の共演。日本を代表する名優から絶賛された鶴瓶は、「一緒にこんな所にいていいのかな…」と恐縮しまくりだった。

本木の呼びかけで、三國、西田が鶴瓶のそばに歩み寄ると、4人に向け、一斉にフラッシュが光った。



 第11回と32回の主演男優賞に輝いた三國を筆頭に、46回の西田、35回、51回の本木、そして今年の鶴瓶。同映画祭で歴代の主演男優賞受賞者4人が一堂に会すのは初めて。夢の4ショットにいつもは笑いを取るのが仕事の鶴瓶は「(花や賞状で)両手がふさがってるんで、パンツ脱がさんといて下さいよ」とおどけたものの、「おれがこんな所におるなんて…」と賞の重みに感じ入った。



 三國から「軽妙さというのは私たちプロの俳優から見ますと、次元の高いことで感心しています」とべた褒めされ、「(三國の主演作)『飢餓海峡』を見て震え上がったので、ここにいてどうしていいか分からない」と恐縮しきり。さらに西田が「鶴瓶さんは大変な大変なライバル。役柄がかぶることが多くなるので、できれば痛風を悪化させてしんどいことにならないかなと」と“ライバル視”すると、「酒の飲み過ぎで痛風になってしまい、三國さんに2時間歩けと言われました」と頭をかいた。



 初主演作での栄冠。吉永小百合(64)と姉弟役で主演した最新作「おとうと」(山田洋次監督、公開中)が、日本映画初となるベルリン映画祭でのクロージング上映が決まるなど俳優業が軌道に乗っており、「何か、すごくうれしいです」。ブルーリボン授賞式は前年の主演賞コンビが司会のため、来年は綾瀬相方に。「本木さんよりうまく司会ができるように精進して、主演女優とともに一生懸命頑張ります」と楽しみにしていた。


サンケイスポーツなど在京スポーツ7紙の映画記者が選ぶ「第52回ブルーリボン賞」の授賞式が16日、東京・銀座ブロッサムで行われた。



 同じホリプロの先輩後輩、深田恭子(27)と綾瀬はるか(24)がステージ上で美の競演を果たした。



 助演女優賞の深田は、「ヤッターマン」で演じたドロンジョを意識してか、右肩を出し、ミニスカで脚も露出。「お芝居というものは正解やゴールがないと思ってます。その中で歴史あるこの賞をいただけて、すごく励みになります。またこの場に立てるよう頑張ります」と誓った。



東京映画記者会(スポーツ報知など在京スポーツ紙7社の映画担当者で構成)が選ぶ「第52回(09年度)ブルーリボン賞」の授賞式が16日、東京・銀座ブロッサムで行われた。



 「おっぱいバレー」で主演女優賞を射止めた綾瀬はるか(24)は、アップの髪にクリーム色ドレスであでやかに登場。司会の本木雅弘から「綾瀬おっぱいさん」と紹介されるなど“おっぱい攻め”にあい、恥ずかしそうだった。



 本木がアドリブを効かせ、「綾瀬おっぱいさん…じゃなかった。綾瀬はるかさん」と紹介すると、壇上で恥ずかしそうに苦笑い。それでも「これを励みに日々精進しないといけないなと思ってます」とあいさつし、会場を和やかなムードに包んだ。



 さらに、主演賞の慣例として、来年の司会を笑福亭鶴瓶と一緒に務めることについて、「鶴瓶さんとご一緒ということで安心しきってます」と話すと、本木は「いっぱい」と「おっぱい」を掛けて「鶴瓶さん。ぜひ“おっぱい”いじめてあげてください。楽しみにしております」。「おっぱい」と言われることにも慣れたのか、暴走気味のオヤジギャグにも動じず、さわやかな笑顔で返していた。



 鶴瓶は本木以上のセクハラ発言が予想されるが、「おっぱいバレー」でひと回り大きくなった綾瀬の司会ぶりが楽しみだ。