“水戸黄門卒業”の由美かおる「人生は一度きり」

TBS系の人気時代劇水戸黄門」でレギュラー出演が25年目に入り、12日に始まる第41部を最後に降板することになった女優、由美かおる(59)が5日、東京・赤坂のTBSで記者会見した。「白塗りの芸者の役や、悪代官に(眠り)薬を入れたりして退治するのが楽しかった」と笑顔で振り返った上で、「人生はたった一回きり。自由に時間が使えるので、これまでやってきた習い事を生かし、海外での弾き語りなどいろんなことに挑戦したい」と語った。



 由美は昭和61年、第16部でかげろうお銀役として初登場。途中から疾風(はやて)のお娟(えん)となり、主役の黄門さまをお守りする忍者としてお茶の間の人気を集めてきた。健康的でお色気のある入浴シーンは第40部で出演200回を記録するなど、番組の「アイドル」として活躍していた。



 この日の会見の冒頭、由美は「お風呂に入れなくなってしまいました。これからは家の近くの銭湯に入り、のびのびと泳いでみようと思います」と冗談を交えながらあいさつした。

今後については米国の詩人、サミュエル・ウルマンの「青春」の一節、「青春とは人生のある期間を言うのではなく、心の様相を言うのだ」を引き合いに、「これからも青春を突っ走って、ファンへの感謝の気持ちで講演活動やコンサートをやっていきます。油絵や水彩、ちぎり絵にはり絵のほか、海外でもその国の言葉でピアノの弾き語りをやっていきたい」と、新たな夢を語った。




 レギュラー降板の決め手について尋ねられると、「今回(第41部)のシリーズは12回で終わる。それにはとても驚いている…」と話したところで言葉を詰まらせ、「これまでやれなかったこともあり、若いころにやってみたかったことに新たにチャレンジしてみたいと思った」と述べた。



 かげろうお銀疾風のお娟については、「いろいろと七変化し、悪と戦い、弱気を助けるカッコイイ役。今後の実生活で、世の中のためにお銀と疾風を実践していきたい」と語った。

撮影中には「小さなお子さんから、お銀やお娟になりたいとのファンレターをいただき、しっかりと演技をしなければと言い聞かせてきた」という。健康作りにも気を配り、独自の呼吸法を毎日続け、抜群のプロポーションを保ってきた。その結果、これまで番組ロケには一回も休むことなく、出演できたという。



 会見に同席した中尾幸男チーフプロデューサーは、「由美さんの役は余人をもって代え難い。番組への未練はおありになったとは思うが、由美さん本人の25年目の節目ということで、本人と事務所を通じ、相談の上で結論を出した。今秋に始まる第42部以後では2代目のお娟は作らず、『永久欠番』にしたい。あくまでレギュラー降板であり、今後もゲスト出演していただくこともありえます」と残念そうに語った。



 第41部(全12回)の放送は6月28日まで。ただ、おなじみの入浴シーンは「ちょっとふやけちゃいましたので…」(由美さん)として、見られないという

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由美 かおる(ゆみ かおる、本名:西辻 由美子、にしつじ ゆみこ、1950年11月12日 - )は、日本の女優。

出身地 日本・兵庫県

血液型 B型

公称サイズ(2008年時点)

身長 / 体重 157 cm / 44 kg

BMI 17.9(低体重)

スリーサイズ 86 - 58 - 86 cm



人物

京都府京都市生まれ、6歳から兵庫県川西市で育つ。血液型B型。身長157cm。体重44kg。スリーサイズはB86cm W58cm H86cm。 本人によると、スリーサイズはデビュー当時(15歳)から現在までほぼ変わっていないらしい。私立梅花高校中退



中学生の時から「西野バレエ団」に入団し、以後、歌手及び女優として活躍。抜群のプロポーションと愛らしい風貌で人気を集める。1967年、音楽番組レ・ガールズ』(日本テレビ)で、金井克子奈美悦子らと共演し、ミニスカート姿で歌って踊るシーンが話題を呼んだ。

歌手としては、1967年からのクラウンレコードを皮切りに、フィリップス・レコードミノルフォンコロムビア・レコードと転籍する中で、『レモンメロン』『炎の女』『しなの川』(後述する同名映画の主題歌)『別れる前に』『ちぎれ雲』などを発表する。



女優としては、1973年の映画同棲時代-今日子と次郎-』で初ヌードを披露、同年には映画『しなの川』にも出演、美しい和服姿と大胆なオールヌード、処女喪失シーンが話題となった。1974年の『ノストラダムスの大予言』、1976年の『超高層ホテル殺人事件』でもヌードを披露している。同年東映の大ヒット映画『トラック野郎シリーズ4作目のマドンナ役で出演、同時に『夜のひとりごと』が挿入歌として使用された。



1986年より人気時代劇水戸黄門』に「かげろうお銀」役でレギュラー出演。番組の中で披露される入浴シーンは名物となり(後述)、現在でも「疾風のお娟」と名前を変えて活躍している。ちなみに水戸黄門には「かげろうお銀」役以前から何度もゲスト出演をしていた。合気道4段の猛者でもあり、劇中では今尚華麗なアクションお茶の間を楽しませているアクション女優としての一面もある。



2002年にノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊が由美の大ファンで知られるほか、衆議院議員渡部恒三も大ファンで、渡部が民主党国対委員長就任時にプレゼントを贈った。出身地、兵庫県川西市の源氏のふるさと大使などを務める。



水戸黄門 第41部』(4月12日 後8:00スタート)をもって、同ドラマの“レギュラー出演”を卒業することを正式に発表した。なお、今後は由美が務めていた役については、代役や2代目はたてず、由美が単発でゲスト出演する時のみに復活する予定。





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コレクター垂涎の的の「アース渦巻」ホーロー看板(篠山市)昭和40年代には、アース製薬大塚グループ)の蚊取り線香「アース渦巻」のCMキャラクターとして起用されていた。この宣伝を兼ねたホーロー看板は、ほとんど必ずと言っていいほど水原弘の「ハイアース」(稀に松山容子の「ボンカレー」)と一対になって街中いたる所に貼り出され、現在でも運が良ければ鄙びた山間部のバス停や古い農家の土壁などで目にすることが出来る。



1979年7月21日、羽田から和歌山県南紀白浜行きの東亜国内航空(当時)381便のYS-11搭乗したが、離陸後に後輪の左車輪が故障し、出せなくなっていることが判明した。同機は羽田に引き返し、前輪と後輪が右側のみの片輪で着陸した。着陸後、速度が落ちた機体は脚のない左後方に大きく傾き、胴体を滑走路に激しく擦りつつ、機体の前後がほぼ逆に向いた状態で何とか停止。幸いにも爆発や炎上などはなく、由美を含めた乗員乗客は全員無事だった。



1986年4月の初披露以来、名物ともなっている『水戸黄門』シリーズでの入浴シーンは、2009年の放映(第39部)で累計200回となる。1つのドラマシリーズで、同一人物が入浴シーンを200回以上演じることは極めて異例であり、また同年に同シリーズが放送40周年にして第40部に突入という記念の年となることもあり、放映200回を達成した時点で「1ドラマシリーズにおける1俳優の入浴シーン放映回数の世界最多記録」として、ギネス・ワールド・レコーズに申請する予定と発表されている。2010年4月12日放送開始の第41部を最後に降板する旨を表明