沢尻エリカ日本最大級の音楽&ファッションイベント「GirlsAward2010」に出演、ケツ捲くり

女優、沢尻エリカ(24)が22日、東京・代々木第1体育館で行われた日本最大級の音楽&ファッションイベント「GirlsAward2010」に出演した。夫でハイパー・メディアクリエーターの高城剛氏(45)との離婚騒動後、初めての公の場。ファンの前に立つのは「別に」発言以来、実に2年8カ月ぶりだ。歌手「ERIKA」として悩殺パフォーマンスを披露し、ド派手に復活ののろしを上げた。

 待ちに待った瞬間だ。1万2000人の視線が1点に集まる。大歓声の後押しを受けて、主役のシルエットが浮かび上がった。



 まばゆいばかりのライトに照らされ、沢尻が真っ赤なフラッグを振りながら姿を見せる。シルバーミニスカートの奥からは、プリプリに盛り上がったヒップがあらわに。左胸には、今にも飛び立ちそうな黒の孔雀の羽根を装着。心機一転をはかり、復活への意欲を服装に込めた。



 晴れ舞台合わせて用意した新曲は、軽快なダンスミュージック「Treasure」。4人の女性ダンサーを従えて歌い、踊った。同曲は、ハウスミュージック界で人気のユニット「スタジオアパートメント」に制作を依頼し、23日に結婚する実兄(29)への思いを英語詞で自らしたためた。



 21日のリハーサルから気持ちは高ぶる一方だった。他の出演アーティストが1時間程度で切り上げるところを、2時間にわたって入念に確認。リハ途中でヘッドマイクに不具合が生じたため、ハンドマイクで歌うプランも浮上したが、ダンスへの影響を考慮。本番では両手に何も持たず、歌入りの音源を流した上で地声を張り上げた。



 ファンの前に登場するのは2007年9月、映画「クローズド・ノート」の初日舞台あいさつ以来。不機嫌表情で腕を組み、司会者の質問に「別に…」と発言し、物議を醸した。それをきっかけに芸能界の一線から離れ、自身を取り巻く環境は次々と変化した。



 身の周りで次々と騒動がわき起こる中、高城氏と離婚する意思を表明エイベックスのサポートを受け、歌手と女優を両立させていくことを決めた。現在、海外渡航中の高城氏と離婚に向けた話し合いは膠着状態が続いているが、その一方でボーカルレッスンに通い美声に磨きをかけてきた。



 この日は「別に…」発言の2年8カ月前とはうって変わり、弾けるような笑顔でステージに立ち続けた。最後にハンドマイクを強く握り締め「みんなありがとうッ!!」とだけ叫んだ。多くの言葉はいらない。心から感謝の気持ちを伝え、再出発の幕をこじ開けた。


カップはあろうか。たわわな胸の谷間を大胆露出したヒョウ柄のキャミソール。その上から龍虎柄のスカジャン羽織り、ひざがほつれたジーンズラフに着こなした、ワイルドな沢尻がそこにいた。サングラスの奥では、瞳が笑顔でキラキラ輝いていた。



 前日28日夜、東京・恵比寿の個展会場に現れた彼女は、ひざ上40センチの超ミニワンピースながら清楚感漂ういでたち。さながら、2日かけてのファッションショーだ。



 29日午後5時過ぎ、東京・世田谷区実家マンションからワイルドエリカ様が登場すると、約40人の報道陣から無数のフラッシュが光る。10代のころ、グラビアアイドルとして活躍しただけあって、1メートル60、B83W58H86(18歳当時)のプロポーションに、報道陣も目がくぎ付けになった。



 離婚表明後、初めて姿を現した28日に発した言葉は「どうも〜」のみ。この日の実家前でも「気分はスッキリしてますか」「高城さんとは直接お会いしましたか」「1人で再出発ですか」などの質問が飛び交ったが、無言を貫いた。



 ただ、笑顔を振りまき手を振る余裕も見せ、玄関前で支援を約束する大手エンターテインメント会社、エイベックスが用意した車に乗り込み、自宅を後にした。



 25日に、同じ実家前でフジテレビ系「Mr.サンデー」の直撃取材を受けた際とは別人のような、堂々としたたたずまい。表情や大胆な服装は、夫への決別の意思表示にも見えた。



 沢尻は「Mr.サンデー」の離婚報道を受けて、26日早朝に実家を出発。混乱を避けるために、友人宅に身を寄せていた。以来、実家前には連日、大勢の報道陣が詰めかけていた。



 にもかかわらず、28日深夜に実家に戻っていたのは、母リラさんや離婚協議の仲裁を託した兄とひざを交えて話し合うためだったようだ。再び友人宅へと向かった沢尻。高城氏はブログで直接対話を求めているが、会わないまま離婚届に判を押すことになるのか…。