目指すは「大和撫子」 長澤まさみさん

目指すは「大和撫子」 長澤まさみさん
NHK大河ドラマ功名が辻」の3月5日放送回から戦国武将、山内一豊を誘惑する甲賀の忍者・小りん役で登場する女優の長澤まさみさん。00年のデビュー以来、着々と本格派女優の道を歩んでいる高校を卒業したばかりの18歳。ドラマの見どころや心境、抱負などを聞きました。
ながさわまさみ 87年6月3日生まれ。静岡県出身。00年、「第5回東宝シンデレラ」でグランプリ、同年映画「クロスファイア」でデビュー。映画「ロボコン」(03年)「タッチ」(05年)で主演。倉本聡脚本のテレビドラマ「優しい時間」(同年、フジテレビ系)でレギュラー。映画「世界の中心で、愛をさけぶ」(04年)の廣瀬亜紀役で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞・話題賞受賞。今夏公開予定の映画「ラフ」で主演。
NHK「功名が辻」に登場
――小りんの役作りは大変でしたか
 誘惑して、相手をリードするお芝居をしなくちゃいけないという役。誘惑なんてしたことがないし、今後もあるかないかの未知の世界。昼メロをイメージして、いつもの自分より「大人っぽく」を意識して演じました。
――うまく演じられた?
 セリフの言い回しが現代的でしたし、時代劇の本当のよさも分からないまま終わってしまったんですが、自分なりの小りんはできたと思います。『功名が辻』はこれまで歴史をたどってきましたが、小りんはドラマに違う風を起こします。一気に空気が変わるので面白いと思いますよ。また時代劇に挑戦したいです。
――デビューから6年ですね
 役者としての責任感を強く感じるようになりました。なかなか体験できないような環境でお仕事をさせて頂いているのですが、毎日が刺激的で、楽しいです。
――プレッシャーは?
 仕事を始めたころには感じたこともありました。でも、自分自身も成長して精神的にも強くなったので、今は克服できました。
――印象に残っている仕事は?
 初めて主演を務めさせて頂いたロボコンです。自分自身に求められていることや立ち方がわかるようになって、「がんばろう」と思うようになりました。主役って、舞台でいうと座長。みんなを引っ張っていく役割があるんですが、まだそこまで出来ない自分が悔しかったし、出来ないなら出来ないなりにひたすらがんばろうと必死でした。
――自分の魅力は?
 どんなに仕事にのめり込んだとしても演技を離れれば、「ばか」ができることでしょうか。自分を良く見せようとしすぎて自分を作るのは違うと思います。自分らしく、伸びやかでいたいです。
――高校を卒業して変化は?
 今まで以上に危機感を感じますが、頭でっかちになっちゃいけないと思います。自分に責任を持ちつつ、年齢に合う成長をしたいです。
――目標の女優は
 松たか子さんと長谷川京子さんです。松さんの演技からは柔軟性も、パワーも感じます。長谷川さんは女性的なオーラがすてきで、「アンニュイ」という言葉が似合う独特の雰囲気をお持ちです。「アンニュイ」は、数年前にカメラマンの方に「アンニュイな表情を」と言われて覚えました。
――女性としての目標は
 まだ「今のままでいいや」と思うことが多いですが、将来は、おしとやかな大和撫子(なでしこ)を目指したいです(笑)。
――中高年に人気があるそうですよ
 小さいころから親の世代の人たちと遊んでもらうことが多くて、かわいがってもらってたからかも知れない、と最近気付きました。私、年上の人たちが好きなんですよ。
――抱負を
 今は走ってがんばって、自分が出来る限りの力を尽くしたいです。もっと役になりきる演技を目指します。まだまだ、これからですね。

★会って、ひとこと★
 インタビュー直前までヘアメークさんらと談笑していたのに、質問を始めると真剣な表情で、言葉を選びながら答えてくれた。取材を受けるうちに自分を客観視できるようになったといい、それが、仕事にのめり込みすぎず、自分を見失わないバランス感覚につながっていそうだ。「変な絵を描く」のと「ジャクソン・ファイブ」を聴くことが好き。一見、優等生だが、普段は「やんちゃ」。そういうギャップが演技にもにじみ出て、中高年族をくらくらさせるのだろう。目指す「役にのめり込んだ」演技も楽しみにしたい。
 最近「パソコン」に“はまっている”という長澤さん。
MSN毎日より

今時「大和撫子」を目指しているとはうれしいですね。

プロフィール

サイズ:身長168cm、体重43kg

バスト83.5cmウエスト57cmヒップ82.5cm S24.cm

血液型:A型

愛称(ニックネーム):まぁちゃん、まっさん、まさみちゃん


長澤まさみさん公式ホームページ
http://www.toho-talent.com/masami/