新春恒例のこけしの「初びき」が行われ、市内の工人が今年最初の一本を制作した。

 伝統こけしの里として知られる宮城県白石市福岡八宮の弥治郎地区で2日、新春恒例のこけしの「初びき」が行われ、市内の工人が今年最初の一本を制作した。

 同市福岡蔵本の工人佐藤慶明さん(72)が、えぼし、ひたたれの正装に身を包んで登場。熟練の職人技でかわいらしいこけしを作ると、集まったファンや観光客から拍手がわいた。

 完成したこけしは1年の多幸などを願い、こけし展示館「弥治郎こけし村」に隣接する小野宮惟高(これたか)親王神社(通称こけし神社)に奉納された。 河北新報より
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