第81回選抜高校野球大会(3月21日から12日間・甲子園)の出場校を決める選考委員会が23日、大阪市内で開かれ、21世紀枠で利府(宮城)が初出場

 第81回選抜高校野球大会(3月21日から12日間・甲子園)の出場校を決める選考委員会が23日、大阪市内で開かれ、21世紀枠で利府(宮城)が選ばれた。利府は春夏を通し、甲子園初出場。

 利府は1984年設立の県立校。普通科のほか、宮城県内で唯一のスポーツ科学科を設置している。仙台育英、東北など私立校優位といわれる県内の高校球界の中で、「公立の雄」として健闘。昨年秋の宮城県大会では仙台育英を下して初優勝し、東北大会でも4強入りを果たしていた。利府町内唯一の高校として、地域と一体となった活動への取り組みも評価されたとみられる。

 このほか、東北地区からは昨秋の東北大会を制した光星学院(青森、3年ぶり4度目の出場)と、準決勝で同校に惜敗した花巻東(岩手、初出場)が選ばれ、東北大会準優勝の一関学院(岩手)は出場を逸した。

第81回選抜高校野球大会毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)の選考委員会が23日、大阪市北区毎日新聞大阪本社であった。



 「21世紀枠」には、利府(宮城)、彦根東(滋賀)、大分上野丘(大分)の3校が選出された。また、一般選考では慶応(神奈川)、早実(東京)、PL学園(大阪)など29校の出場校が決まった。慶応と早実が同時に出場するのは初めて。

出場校は以下の通り

■北海道

鵡川

■東北

光星学院(青森)

花巻東(岩手)

■関東

下妻二(茨城)

高崎商(群馬)

前橋商(群馬)

習志野(千葉)

慶応(神奈川)

■東京

国士舘

早稲田実

■東海

掛川西(静岡)

中京大中京(愛知)

北信越

日本文理(新潟)

富山商(富山)

■近畿

福知山成美(京都)

PL学園(大阪)

金光大阪(大阪)

天理(奈良)

箕島(和歌山)

報徳学園(兵庫)

■中国

倉敷工(岡山)

南陽工(山口)

開星(島根)

■四国

西条(愛媛)

今治西(愛媛)

■九州

清峰(長崎)

明豊(大分)

神村学園(鹿児島)

興南(沖縄)

■21世紀枠

利府(宮城)

彦根東(滋賀)

大分上野丘(大分)
河北より