民家の庭先で寸劇を披露し、地域の繁栄を願う石巻市雄勝町名振地区の伝統行事「おめつき」が24日、開かれた

0オメツキ

民家の庭先で寸劇を披露し、地域の繁栄を願う石巻市雄勝町名振地区の伝統行事「おめつき」が24日、開かれた。普段は静かな冬の浜に大勢の見物客が訪れ、明るい笑い声が響いた。

 山車が地区内を練り歩いた後、民家の軒先で、仮装した男衆たちが、即興の芝居を披露した。「景気対策」をテーマに、風刺の効いた巧みな話術で見物客と掛け合い、海産物を振る舞うなどして盛り上がった。

 「おめつき」は、思いつきでユーモラスな寸劇を披露する様子が語源とされる。江戸時代に大火に見舞われた名振地区の復興を願う火伏せ祭りとして始まったとされ、県無形民俗文化財に指定されている。 河北より