鈴木はGPシリーズ初優勝フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第3戦中国杯(北京)

フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第3戦中国杯(北京)は31日、女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)4位の鈴木明子(24)=邦和スポーツランド=がトップとなり、合計176.66点で逆転優勝した。鈴木はGPシリーズ初優勝。

 SP首位だった08年全米選手権女王で両親が日本人の16歳、長洲未来=米国=はフリーで6位に沈み、5位に終わった。村主章枝(28)=AK=は7位。

 2位はキーラ・コルピフィンランド=で、SP7位と出遅れたジョアニー・ロシェット=カナダ=が3位に入った。

 今季のGPシリーズで日本女子の優勝者は第2戦のロシア杯を制した安藤美姫(22)=トヨタ自動車=に続いて2人目。


鈴木明子の話

「思っていた以上の演技だった。信じられない気持ち。(2位だった)昨年のNHK杯以上にびっくりした。ファイナルにつながったけど、舞い上がっている暇はない。気が引き締まった」



長洲未来の話

「全然悪くないと思ったのに、回転不足(の判定)が多かった。怖がった自分に怒っている。(昨季の不振から)帰ってきたところを見せられなくて悔しい」



村主章枝の話

「準備段階でいろいろあって練習不足。一筋縄ではいかないけど、今苦しんで乗り切れば五輪のときは楽になる」



長久保裕コーチの話

「鈴木の前半はパーフェクト。後半はちょっと失速していたが、90点はあげられる。あと10点は(五輪代表が出そろう)全日本選手権で出してくれればいい」