大崎八幡宮どんと祭点火は午後4時。裸参りには12日時点で103団体、約2600人が参加
旧暦の正月に当たる小正月の伝統行事「どんと祭」が14日、宮城県内の各神社で行われる。参拝者が持ち寄ったしめ縄や門松などの正月飾りを燃やし、御神火を取り囲んで1年の無病息災と家内安全、商売繁盛を祈る。
<人出予想>
仙台市青葉区の大崎八幡宮は7万5000人の人出を見込んでいる。点火は午後4時。裸参りには12日時点で103団体、約2600人が参加する予定だ。
県内の主な神社の人出予想は岩沼市の竹駒神社が8万人(点火午後4時)、青葉区の東照宮が4万2000人、泉区の賀茂神社が3万人(ともに午後3時)、太白区の愛宕神社が1万人(午後6時)、塩釜市の塩釜神社が2万5000人(午後5時)。
ことしは平日に行われ、多くの神社は休日開催だった前年より人出が少し落ちるとみている。各神社は「昨年は早い時間帯でも参拝者が多かったが、ことしは遅い時間帯に集中するのではないか」と予想している。
<交通規制>
大崎八幡宮のどんと祭に伴い、仙台北署は14日午後5―9時、神社付近の国道48号などで交通規制(地図)を実施する。渋滞が予想されることから、同署は折立、作並方向へは仙台西道路の利用を呼び掛けている。
国道48号は、土橋通交差点―八幡5丁目交差点の約1キロの区間で路線バスとタクシーを除き、通行止めとなる。東側の東北大病院前―土橋交差点は大型車両を規制する。八幡1丁目交差点―八幡5丁目交差点の北側2車線は歩行者専用になる。
車での参拝客用に、広瀬川牛越緑地と市国見コミュニティ広場(利用開始時間は午前9時)、国見小(午後4時10分)、八幡小(午後3時)に臨時の無料駐車場を開設。4カ所で計620台が駐車できる。いずれも翌15日午前零時まで。
<臨時バス>
仙台市交通局は大崎八幡宮のどんと祭に合わせ、JR仙台駅前、東仙台営業所前、霞の目営業所前などと大崎八幡宮の臨時停留所を結ぶ臨時バスを運行する。
経路とダイヤは表の通り。臨時停留所は「龍宝寺入口」上りバス停留所前に設ける。便数は会場行きが計56便、会場発が計69便。
会場までの運賃は仙台駅前からが大人220円、県庁市役所前と二日町北4番丁、木町通2丁目は180円、東仙台営業所前は260円、霞の目営業所前は320円。子どもは半額。
宮城交通は大崎八幡宮前の臨時停留所と泉区役所、ジャスコ仙台中山店を循環するシャトルバスを運行する。午前10時―午後9時半で15―20分間隔。運賃は片道250円、往復500円。子どもは片道130円、往復250円。ジャスコ仙台中山店は参拝者用駐車場を500台分開放する。
交通規制や混雑回避のため、大学病院前や八幡町を通る路線バスの一部は、運行経路が変更となる。
連絡先は市バスが市交通局案内センター022(222)2256、宮城交通は八幡宮社務所022(234)3606。 河北より